キエフ逃れたダンサーを支える義援金

ウクライナの芸術家支援のニュース

日本アーツビジネス学会のメンバーで舞踊ジャーナリストの菘あつこ氏が、朝日新聞に寄稿。

バレエ大国ウクライナはいま　キエフ逃れたダンサーを支える義援金

ウクライナは、バレエの世界で大変重要な国だ。歴史をひもとけば、バレエ・リュスの天才ヴァツラフ・ニジンスキーはキエフ生まれのウクライナ人だし、パリ・オペラ座のエトワール、芸術監督としてオペラ座のバレエを再興させたとされるセルジュ・リファールもそうだ。

https://www.asahi.com/articles/ASQ3K3RZ6Q3GPTFC00Q.html

今年の夏に予定していた｢キエフ･バレエ･ガラ2022｣公演ですが、２月からのウクライナ情勢により開催は難しいと考えておりました。しかし、出演予定のダンサーらと現在連絡がとれる状態にあり、一人ひとりのダンサーから、“このような状況下でも何とかして日本に行き、一人でも多くの観客の皆様に素晴らしいパフォーマンスを届けたい”という強い思いを聞きました。そこで、彼らの意思を尊重し、パフォーマンスを披露する場を提供することが、ダンサーたちへの最大の支援になるとの想いから、当初予定していた通りに本公演を開催することにいたしました。

https://www.koransha.com/ballet/kyivgala/